一人で?誰かと?

食事を一人でするのは

気楽で早い、かもしれませんが

少しさびしい気もします

誰かとおしゃべりしながら

わいわいと食べた方が

楽しくて美味しいような

 

勉強はどうでしょう

一人でするもの、と

思われがちですが

本当にその方が

はかどるのでしょうか

 

誰かと一緒に勉強、というと

ついついおしゃべりしてしまって

結局ほとんどできなかった、という

高校生くらいの図書館やら教室やら、が

目に浮かびますが

小学生が自宅で、

ならどうでしょう

 

他の家族がテレビを見たり

くつろいでいるのに

一人で勉強

これはつらいですね

 

誰かが勉強につきあってくれたら

きっともう少し

勉強やりたくない、の

ハードルが下がるような

 

とはいえ

なかなか難しい

 

リビング学習、なんて

流行ったことがありますが

あれもまあまあ大変です

テーブルは消しゴムだらけ

テレビも音量を気にして

ご飯だから片付けなさーい

待って待ってあと少し

 

仕事帰りの大人のくつろぎの場と

宿題をやっつける仕事中の子ども

家事もままならない

 

うちの子

何時から何時まで勉強してる?

どの時間帯が集中できてない?

そもそも

平均点とどのくらい離れてる?

何も把握せずに

成績が上がらないんですが

どうしたらよいですか

なんて

おっしゃる保護者の方も

 

なんでできてないの!?

いきなり怒られるお子様も

 

大人が関わらずに

成績をあげる、なんてことは

ファンタジー

ですよね?

 

成績を上げたいならば

関わってください、としか

言いようがない現実です

だって

一人で勉強、なんて

楽しいわけがないですから

楽しくないことは

続かない

ですよね?

 

何でもいいです

アロマ検定でも色彩検定でも

隣で勉強(のフリでいいです)してやって

漢字検定なら勝負でも

音読させといて、いなくならないで

適当でいいので

相槌うってやって

意味調べ

知らんかったわ〜へぇそうなんや

やる気MAX

さびしくなくて一緒に勉強

 

気配でいいんです

一人じゃないって感じられれば

 

6年生でも

大人もどきです

側にいて見ていて

あれこれと口出ししてやって

反発しても

きっと一人より

誰かと一緒の方が

 

食事も勉強も

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怒られるから

なんで勉強するの?

勉強、しなければいけないの?

 

よく言われる基本的な問いです

小学生のお子さんで

この問いに明確に答えられるとしたら

 

中学に受かりたいから

 

くらいでしょうか

 

たまに

大きくなって誰かに騙されないように

なんてどこかから取ってきたみたいな

優等生的な答え

 

ほとんどは

え〜お母さん(お父さん)に怒られるから

ではないでしょうか

 

じゃあ、なんでお母さん(お父さん)は

君が勉強しないと怒るんだろう?

とたずねると

え〜わかんない

 

たいていはここでストップです

強者がいたりして

え〜怠けてるのがダメだから

 

しかし

なぜ勉強するかの答えにはなりません

 

大人が勉強しろと

口を酸っぱくして唱えてみても

怒られるからとりあえずやる

という場合には

成績が上がらないことが多いです

 

当たり前ですが

怒られなければ良いわけなので

勉強しているポーズが

親御さんに伝われば

一段落めが終了です

 

ウチの子勉強しているのに

成績が上がらないんです

という

お悩みのご相談は

多くがこのパターンです

 

宿題をやらないと怒られるので

解答を丸写し

やったら出さないと怒られるので

とりあえず持っていく

たまに間違えた演出

わざと違う記号を書いといて

赤で直してマル!なんて

3秒くらいでちょいちょいっと

なんでそんな手の込んだことするの、

と聞いてみたら

丸写しがバレたら先生にも怒られるから

調べながらやったら

ゆっくり時間かけすぎてるって

またお母さんに怒られる

二段落めは手強いです

宿題もちゃんと取り組んでいるように

見えてしまいます

 

保護者の方のお悩みにも

ウチの子怒らないと勉強しないんです

というのがよくあります

ほっといたらどうなりますかね?

と聞いてみると

怖くてできません

たぶん何もしないと思いますとのこと

 

そうでしょうか

 

やらなければ、と自分で思う時が

くるのではないでしょうか

 

怒られなくても

友達にカッコいいと思われたい

とか

お母さんに褒められたい

とか

わからないことがわかるようになって

おもしろかった

とか

 

さすがに受験学年で

怒らずに放っておくのは怖いですが

そうでなければ

一度怒らずに放っておくのは

いかがでしょう?

 

どのみち成績はあがりませんから

 

なんで勉強するの?

自分のために

勉強ってやった方がいいから

 

そう思ってくれたらしめたものですね

だっておもしろいやん!

だったら最高です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何が優先?

受験学年になると

ゴールデンウィークなど

長いお休みに家族旅行、なんて

気分にはなかなかなりませんね

 

やれ特別講習、集中講座、なんとか特訓

志望校の名前がついていたら

とにかく受けないと不安になるし

みんなが受けているなら

遅れをとりたくないし

なんとか模試、特別テスト

なんでもかんでも受けとこう、と

学校が休みの日を狙いすまして

塾はいろいろ提案してきます

 

そんなこんなで休みはなくなるし

経済的にもちょこちょこと

テストと単発講座とあわせて

気がついたらまあまあな出費

中学受験あるあるです

 

でも受験学年でなければ

塾はお休みしてDズニーランド

模試一回くらい受けずにキャンプ

連休期間は価格が高いから

学校をお休みして海外旅行

 

家族の絆も大切ですが

思い出作りも必要ですが

なんとか塾や模試や学校を

休まずに予定を組めないものでしょうか

 

というのは

楽しみのために学習に関することを

休んでよいことにしてしまうと

優先順位が下がってしまいます。

つまり

勉強は後回しにしてもよいもの

なぜ

こんなに努力しないといけないのか

そんなふうに

子ども達は感じてしまうと

思うのです。

 

そうするとせっかく合格して入った

憧れの学校さえも

休んでもいいことに

なってしまいませんか

 

受験のための勉強も

無理してやらなくてはいけない

優先順位は低いのに

 

なるべく何も他の予定が無い時に

家族で思いきり

遊べるように

工夫していただきたいものです

 

 

 

 

もとはといえば

あるクラスを受け持つことになった際に

教室責任者のかたに

先立って

言われたことがあります。

1人の生徒さんのことを

難しい保護者さんですから

気に留めておいてください、と

 

生徒さん自身は

特に問題のない

いたって真面目な男の子です

が、お母様は少し、難しい

 

難しい、にはいろいろ意味がありそうだ

と思いながら

心あたりがあります。

 

もとはといえば

私自身もおそらく

難しいお母様、と

言われていただろうから

こだわりや思いや余計な知識や

あふれんばかりの愛情や

そういった何もかもが

難しい

塾や先生や環境や空調にまでも

重い思いがありすぎて

 

今にしてみれば

笑ってしまうようなこだわりで

まわりの方には本当に

申し訳なかった、のですが

 

わかります

たぶん同類ですから

難しいお母様、の難しさ

もどかしさも不安も憤りも

 

気をつけてくださいと

言われながらもお話してみたら

むしろ同類ならではの親近感

難しい、を、少しくせ強い、ぐらいに

理解してもらえるように

翻訳して橋渡し

 

とげとげしくなるしかなかったから

やりきれなくて

わかってももらえなくて

誰も助けてくれない

夫ですら

敵ではないが味方でもない

だから苦しかった

 

先生と話せてよかったです

そんなふうに

肩の荷を少し下ろしていただけて

年度替わりクラスをはずれる時に

また先生にご相談してもいいですか?

なんて

言っていただくのですが

実際は担任を差し置いて

承ることは難しいですよね

 

もとはといえば

そんな時に思い出していただいて

立ち寄ってもらえたら、と

そう思って

はじめたブログです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気持ちに寄り添える?

長文読解について

よく寄せられるご相談に

 

なかなか点数が取れない

解き方がわからない

読めたらいいだけでしょ?

 

いろいろなご意見をいただきます。

 

もちろん

読めたら点数が取れるかといえば

そうでもあるようなないような

答え方のテクニックも必要、ですが

 

最近一番感じることは

一般的な気持ちに

まず共感できるかどうかが

すごく大きいのではないか

ということです。

 

特に物語の文章において

例えば

ごんぎつねが兵十に撃たれた時に

あーかわいそう

と思うのか

ざまぁみろ

と思うのか

 

本来この物語にはラストまでの

いろいろいろ、が、あるのですが

いったんそれは置いといて

 

最近もしかして

ざまぁみろタイプのお子さんが

増えてはいまいか

心が痛くなる発言を

聞いてしまうこともあります。

平気な顔で

ぼく!サイコパスやから

 

じゃあ同じことが自分に起こっても

平気なん?

聞いてみても

自分に起こるのはイヤやけど

誰かに起こるのは面白い!

そうか〜正直な気持ちだわね

他人の不幸は蜜の味、てね

 

他人の気持ちみたいなん

物語を読みまくってやっと

わかるようになった、と

おっしゃる大人の方もありました。

こういう時はこんな気持ちに

なるものなんだ!

一般的には。。。

自分は違うけど

 

サイコなんとか云々は

よくわかりません

けれども

自分の感じ方と

一般的な気持ち、感情との間に

何らかの乖離があるなら

別の対策をしなければ

ならないと思います。

 

しかもなるべく早く

 

誰かが気づいてくれたら

その時、素直に認められると

スムーズでしょうけれど

難しい問題かもしれませんね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入学、新学年

おめでとう

新しい学校、新しい学年

 

合格していった6年生が

新しく1年生になって

みずみずしくて香ばしい

中学生活をはじめていくことを

想像するだけでこそばゆい

そんな季節です

 

この間まで

塾では一つ上の学年で呼ばれて

背伸びしていた子たちが

ようやく着地できる新学期

少し大きくなって

気持ちも少し落ち着いて

受け入れられることもたくさんになった

そんな春です

 

大人たちは忙しすぎて

子どもたちの不安な顔を

ついつい見逃してしまいそう

 

新しいクラス、新しい先生

新しいクラスメイト

不安はきっとないわけないよね

 

大丈夫

今まで頑張ってきたんだから

今まで通りに積み重ねていこう

今までよりちょっとだけ

大きくなった分だけ頑張りを増やしても

 

欲張らないで

ちょっとだけ

 

塾のクラス替えも

上がった人、下がった人

それぞれですが

上がった人はがむしゃらに

下がった人はそまらずに

クラス落ちは恥ずかしくないから

 

相対評価は自分より

頑張った人がいたということ

それだけ

 

そうであるなら

これからどうするか、が大事

できることから少しずつ

 

今の頑張りが秋の自分を作る

そんなふうに

3ヶ月後、6ヶ月後を

少しイメージして

下がったクラスは上がるかも

 

あきらめないで

できることから少しずつ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春期講習受けてみて?

学生さん達には

春休み、という

素晴らしい長期休みがあります。

 

残念ながら社会人は

年度末何とか乗り切って

黄金週間まで春休みはありませんね

 

せっかくですから

季節講習

特に春は

各塾では工夫をいろいろ

お値段だったりお土産だったり

 

大人が働いているのに

子どもが家にいると

ろくなことになりません

せっかくですから

 

この仕事に就いた時

先輩から言われました

季節講習はお祭りだから、と

6年生にとって

夏期講習は天王山

けれど

他学年、特に春は

お祭りだから

できの悪い子にも叱らない

優しく、楽しく

お祭りだから

来てくれて出会えただけで

ありがとう

お祭りだから

 

そうして学びへの扉を

開いてもらえたら

少しでも

勉強おもしろいじゃんって

思ってもらえたら

 

そんなふうに

お待ちしています

 

塾ごとに違うカラーを

感じてもらうにもよい機会です

他流試合もおおいに結構

 

せっかくですから

春期講習

ぜひ受けてみてくださいね

素敵な出会いが

あるかもしれません

春ですもの