忘れる生きもの
人間は間違う生きもの
ではありますが
忘れる生きものでもあります。
ずっと覚えていられれば良いけれど
残念ながら
暗記の一夜漬けなど
覚えるのに時間がかかっていないもの
頭だけで覚えて
身体まで染み込んでいないもの、は
すぐに忘れられて
消えていってしまいます。
でも
忘れた方が良いことも多いでしょう?
過去の恥ずかしいこと
失敗したいろいろなこと
考えても仕方ないこと
昨日みた怖い夢
だから
人間は忘れる生きものに作られています。
忘れる前提で
塾の道具は必ずカバンに入っているか
確かめる
とか
漢字はテストの前にもう一度見る
とか
先月のテストを振り返る
とか
頭に入れただけのことは
忘れてしまうから
手に覚えさせるまで
漢字書いておく
緊張すると頭は真っ白になる
て、いうでしょう?
ダンサーやスポーツ選手が
大舞台でもかわらず
パフォーマンスできるのは
頭でなく身体に入っているから
勉強はなぜ頭に入れたら終わり?
身体にまで入れましょうよ
新しく覚えた言葉は使ってみる
調べたことを誰かに話す
そんなことから
そして忘れたらまた覚えればいい
人間は忘れる生きものだから
間違う生きもの
人間は間違う生きもの
ですから
間違えて当たり前
よく授業中に言う言葉ですが
大人だって
先生だって
しょっちゅう間違うよ
そんなある日
うちのお母さん絶対に間違わないよ!
間違えたことないっていつも言ってる!
と4年生の男の子
あらら
困りましたね
そうすると
間違いから学ぶことがなくなります
お母さんはそうかもしれないね
君はどう?間違わない?
間違えるよ
100点なんかたまにしかとれない
そうでしょう?
それでいいんだよ
間違えたことから
学ぶのが人間だもの
間違わないということは
新しいことに
チャレンジしないということ
間違わないことしか
やらない、なんて
楽しくないでしょう?
答えを見て
間違わないノートを作って
全部あっていた風の宿題は
何の意味もありませんね
間違えて
なんで間違えたか考えて
自分にそういう癖があることに気づいて
次はどうするか
引っ掛け問題に引っかかって
ずるいやり口を学んで
そうして
正しい方向を見定める練習を
どうぞ
間違えても
失敗してもいい
今のうちに
学んでください
どんどん間違えて欲しいのです
きっと
その間違いが
君を強くする
間違いの後の君たちが
強くなった君たちが
頼もしく立ち上がるのを
また見守っていきたいですね
もちろん
先生だって間違うから
またいっそう努力して
スーパー先生になるつもり
かかっておいで〜
次回は『忘れる生きもの』かな?
片付けと成績
ある上位クラスの生徒さんの話です。
前の授業が終わって
次の授業までの休み時間が5分として
終わったテキストやノートを片付けて
次のテキストを出したりノートを開いたり
鉛筆が丸くなったら削る。
できれば水分を補給して
お手洗いも済ませておきたいところですね。
もちろん宿題も提出しないといけません。
これが意外にできないお子さんで、
なかなか成績があがらない、とのこと。
もちろん筆箱の中もぐちゃぐちゃ
テスト中の机の上も
使わないペンや三角定規でごちゃごちゃ
消しゴムも小さすぎたり、幾つもありすぎたり
筆記用具を忘れてきたり
しょっちゅう落としたり
片付けられないお子さんには
自分のペースと
周りのペースが合わない、とか
やることの順番が違うことに気づかない、とか
いろいろなタイプがあります。
できないから仕方ない?
とはいえ
一つを片付けずに次のものを広げてしまって
すっきり学習に取り掛かることができるでしょうか
考えややるべきことがしぼられるでしょうか
これはコロナの影響も無いとは言えません。
あの頃オンラインで授業を受けたり
自宅で自分のペースで学習を続けたり
整理整頓を身につけるはずの一年生で
周りを気にして気をつける練習が
できなかった世代でもあります。
片付けと成績って関係するの?
意外に思われるかもしれませんが
最近思うように点が取れない、と
相談に来られる生徒さんに
整理整頓、
片付けるところからやってください、と
お願いしたところ
嘘のように成績が伸びた、というパターンが
増えています。
視覚的にごちゃごちゃしている場所では
集中できないのも当たり前ですね。
片付け本の中にも
そんな内容をうたっているものも
かと言って
大人が手を出して片付けてしまったら
いつまでたっても
できるようにはなりませんね。
片付けのやり方は自分で工夫して
できるまで手助けも必要でしょう。
勉強しているのに
成績が上がらない、なら
持ち物や机周りが
整っているか、も
確かめてほしいのです。
元気であること
母がコロナにかかりました。
あんなに気をつけていたのに、と
悔しそうに咳をしています。
助けてあげたくても
安静にしてもらうしかありません。
何もかもストップです。
普段は感じませんが
病気になると特に
健康のありがたさが、わかります。
身体はもちろん
心も
健康でなくては
勉強なんかに集中できません。
決して実力がないわけではないのに
クラス落ちをしてしまった生徒さん
おかしいなぁ、
この子がクラスを落とすなんて?
でも確かにテストの点数は事故レベル
身体は健康、休んだこともありません。
心はどうかな?
心配ごとがあったり
ご家族が病気になっていたり
ご両親が不仲だったり
親友とケンカしただけでも
勉強なんかにエネルギーはまわせません。
いじめなど深刻な事態ならなおさら
パパは週末ゴルフばっかり!
少しは家事を手伝ってくれてもいいのに
ママのこんなぼやきがお子さんには
離婚したらどうしよう、までなることも
病気もいじめもケンカも防げませんが
夫婦仲が悪いのは隠せます。
子どもに余計な心配をさせないように
大人ができることの一つです。
勉強にはやはり
元気であることが必要ですから。
心も、身体も
大切にしていきたいですね。
集団授業ってやつ
アタマの痛い生徒さん
と
呼ばれている子のお話です
元気な男の子です。
とても負けん気が強く
さらには向上心も人一倍
成績も悪くありません。
宿題もばっちりやってきて
忘れることはありません
そんな生徒さんです
ん、アタマが痛い?
何が問題なのでしょうか
負けん気が強すぎて
自分よりできる子を腐します
徹底的に相手を凹まして
果てには泣かせてしまいます。
大人達に叱られても
謝ることは絶対にしません
自分が一番でいたいので
目立つような行動を目立つように
注目を集めるために、わざわざと
大きな声で下品なことを
誰かが間違えた答えを言うと
やーい間違えた〜
アタマが痛いですね
一人で授業を受けられるなら
彼にとってそんな良いことはないのですが
集団授業の良さって
いったい何でしょう?
マンツーマンより安い?
それは言い切れません
誰かに刺激をもらえること
自分は知らなかったことを
あいつが知っていた
平均点より良かった、悪かった
自分一人では頑張れないけれど
あの子も頑張っているから
恥ずかしい思いはしたくないから
少しやっておこう
そんなふうに
自分以外の誰かと
比べたり比べられたり
人間は社会的な生き物ですから
そして
その中で他者に対する
思いやりや関わり方
勉強以外の大切なことも
学んでいく場でもありますね
もちろん
誰かと比べすぎるのも問題ですが
頭がいいだけの人間ではなく
人柄もいい人間になってほしいんよ、
と生徒さん達には伝えていきたい
そんなふうに思います
現実と希望的観測
講師達何人かで
話していた時のことです。
A先生は褒めて伸ばすタイプ
うまくその気にさせて
やる気がぐんとでて成績アップ
B先生は全く逆
できていないことを叱って
お尻をたたいてたたいて
どちらがいい先生?
これは難しい問題です。
また
C先生は希望的に
少し無理めでも志望校を
最後まで諦めずに目指していく
D先生は現実的に
無理めな所はさっさと諦めさせて
確実なところを確実に
どちらが後悔のない受験になるか
正解はありませんね
ご家庭のお考えと
講師のやり方と
お子様の気持ちと
塾の方針も
少しずつ少しずつ
歩みよって探りながら
なんとか調整していく
そんな時期になってきましたね
入試まで100日をきると
大人も子どもも
そわそわしてしまいます
なんとか
みんなが納得する出願に
なりますように
言葉はどこから?
日曜日です
電車に乗っていると
目に入ってくるのは
お子さん連れです
お母さんと低学年の男の子が
手を繋いで乗り込んできました
空いている席が一つだけ
お母さんは、そこ座ったら、と
男の子を座らせて
ご自身はその前に立っています
顔と顔が遠いですから
おしゃべりはできませんね
次の駅で
お父さんお母さんと
やはり低学年の男の子
空いている席はやはり一つ
お母さんが、あんたそこ座ったら
すると男の子は
いいよ、お母さん座ってよ
結局家族3人とも座らすに
小さな声でずっとおしゃべり
窓際で
看板を見ておしゃべり
景色を見ておしゃべり
お父さんもお母さんも携帯などは
見ていません
席に座らなければ
足腰も強くなるので
一石二鳥、はおいといて
言葉はどこからくるか
と考えた時に
やはり
ご家庭の中に
どのくらい子ども達に
かけられる言葉があるか
が重要だと思います。
大人が大人の言葉を使って
子どもを引っ張りあげる
そんなイメージです
うちの子語彙力がなくて
おっしゃる方がたくさん
今から今日から
たくさんご家族で
おしゃべりしてみませんか
携帯はちょっと横に
置いておいて