集団授業ってやつ

アタマの痛い生徒さん

呼ばれている子のお話です

 

元気な男の子です。

とても負けん気が強く

さらには向上心も人一倍

成績も悪くありません。

宿題もばっちりやってきて

忘れることはありません

そんな生徒さんです

 

ん、アタマが痛い?

何が問題なのでしょうか

 

負けん気が強すぎて

自分よりできる子を腐します

徹底的に相手を凹まして

果てには泣かせてしまいます。

大人達に叱られても

謝ることは絶対にしません

自分が一番でいたいので

目立つような行動を目立つように

注目を集めるために、わざわざと

大きな声で下品なことを

誰かが間違えた答えを言うと

やーい間違えた〜

 

アタマが痛いですね

一人で授業を受けられるなら

彼にとってそんな良いことはないのですが

 

集団授業の良さって

いったい何でしょう?

マンツーマンより安い?

それは言い切れません

 

誰かに刺激をもらえること

自分は知らなかったことを

あいつが知っていた

平均点より良かった、悪かった

自分一人では頑張れないけれど

あの子も頑張っているから

恥ずかしい思いはしたくないから

少しやっておこう

そんなふうに

自分以外の誰かと

比べたり比べられたり

人間は社会的な生き物ですから

 

そして

その中で他者に対する

思いやりや関わり方

勉強以外の大切なことも

学んでいく場でもありますね

 

もちろん

誰かと比べすぎるのも問題ですが

 

頭がいいだけの人間ではなく

人柄もいい人間になってほしいんよ、

と生徒さん達には伝えていきたい

 

そんなふうに思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実と希望的観測

講師達何人かで

話していた時のことです。

 

A先生は褒めて伸ばすタイプ

うまくその気にさせて

やる気がぐんとでて成績アップ

B先生は全く逆

できていないことを叱って

お尻をたたいてたたいて

 

どちらがいい先生?

 

これは難しい問題です。

また

 

C先生は希望的に

少し無理めでも志望校を

最後まで諦めずに目指していく

D先生は現実的に

無理めな所はさっさと諦めさせて

確実なところを確実に

 

どちらが後悔のない受験になるか

 

正解はありませんね

 

ご家庭のお考えと

講師のやり方と

お子様の気持ちと

塾の方針も

少しずつ少しずつ

歩みよって探りながら

 

なんとか調整していく

そんな時期になってきましたね

 

入試まで100日をきると

大人も子どもも

そわそわしてしまいます

 

なんとか

みんなが納得する出願に

なりますように

 

 

 

 

 

言葉はどこから?

日曜日です

電車に乗っていると

目に入ってくるのは

お子さん連れです

 

お母さんと低学年の男の子が

手を繋いで乗り込んできました

空いている席が一つだけ

お母さんは、そこ座ったら、と

男の子を座らせて

ご自身はその前に立っています

顔と顔が遠いですから

おしゃべりはできませんね

 

次の駅で

お父さんお母さんと

やはり低学年の男の子

空いている席はやはり一つ

お母さんが、あんたそこ座ったら

すると男の子は

いいよ、お母さん座ってよ

結局家族3人とも座らすに

小さな声でずっとおしゃべり

窓際で

看板を見ておしゃべり

景色を見ておしゃべり

お父さんもお母さんも携帯などは

見ていません

 

席に座らなければ

足腰も強くなるので

一石二鳥、はおいといて

 

言葉はどこからくるか

と考えた時に

やはり

ご家庭の中に

どのくらい子ども達に

かけられる言葉があるか

が重要だと思います。

大人が大人の言葉を使って

子どもを引っ張りあげる

そんなイメージです

 

うちの子語彙力がなくて

おっしゃる方がたくさん

今から今日から

たくさんご家族で

おしゃべりしてみませんか

携帯はちょっと横に

置いておいて

 

 

 

 

 

できたと終わった

灘中を目指す子達の

特訓クラスで

テスト監督をしていました

 

するとまだ半分くらい

テスト時間が残っているのに

 

テスト用紙をふせて

自分も顔をふせて

 

体調不良だといけませんし

居眠りも一応声をかけないと

 

大丈夫?調子悪い?

熱測ってくる?

 

→大丈夫

テストがもう終わってるから

 

終わったから寝ようかな、と

そんなところでした。

 

答案用紙を見るとあらら

まだ結構白い

まだ時間あるから

もう少しがんばろう

なんて声をかけながら

諦めてしまったその子に

まだ終わってないよと

伝えたくて

 

まだ時間あるよ

気持ちは焦るけれど

諦めたくなるけれど

がんばらずに諦めたら

きっと後悔するからさ

入試までだって

 

鉛筆をまた持ってくれたのを

確かめた矢先に

また別の子が顔をふせて

 

声をかけてみると

こちらは

大丈夫できてるから、と

なるほど全部のマスが

きっちり埋まって

見直ししといてね、と言うと

それもできた

 

じゃあ寝てもいいか

というわけにもいかないのですが

 

できた

終わった

できて終わった、のか

できないから終わったことにした、のか

うまく組み合わさると良いのですが

 

終わった、と思っても

最後の1分1秒まで見直しをして

1点でも取っていこう、と

やはり泥臭くねばってほしい

そんなふうにも思います。

 

テスト中ちょっとくらい寝ても

睡眠不足の足しにならんやろ、と

終わって落書きしてる子

消しパチに興じている子

定規タワー作る子

いろいろですが

 

どうぞこの

1分1秒を大切に

未来につなげてほしいのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏のがんばり

夏休みもあと少し

まだまだ暑い日が続きます

 

子ども達は元気に

(でもないのかな?)

夏期講習に来てくれています

朝から夜まで

ずっと塾で過ごしている子も

 

普段の宿題に加え

夏期の宿題

学校の宿題も

やっつける感覚、

というのが正しいでしょうか

 

もちろん講師も

朝から夜まで

喋り続けますから

喉も身体もへとへとになります

それでも

がんばる子ども達によりそいたい

 

いつどの学年の

どの単元のどの問題の

質問がとんでくるか戦々恐々

 

この夏をのりきれば

確実に力がつくから

天王山て何〜?という受験生も

だから天王山ていうのはな〜

と説明しながら

 

すでにがんばっているのは

知っているよ

もっともっと、って

大人達は欲を出してしまう

けれど

今なら

君たちなら

がんばりきることができるのも

知っているから

 

夏はあと少し

でも

まだまだ寒くなる前まで

大丈夫

諦めないで行こう

 

がんばれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書くのが遅い?

字を書いていくスピードについて

考えたことはありますか?

メモをとる

という感覚

忘れないように

ちょっと書いておく

 

もちろん

昨今は携帯など端末に入力、

でも良いのですが

 

平面にすぐ可視化できる

というのは

手を使って書く

メリットだと思います

 

というのは

板書が上手く写せない

なぜか時間がかかる

というお悩みについて

考えていきたいからです

 

読むのが遅い

書くのが遅い

 

では普段の行動は速いですか?

普段の書く量はどのくらいですか?

手を動かす他の動作は?

手の動きと頭の回転は

連動しています

つまり

頭の回転が速くなるように

意識&訓練

していますか?

 

手の動き=頭の回転

ピアノを弾く方は頭を使っている

なんて言われるように

 

読むのが遅い、は

ひとまず置いといて

書くことは

訓練できると思いませんか

 

美しい字

素敵です

整ったノート

いいと思います

でもそれ誰のためですか?

欠席した友達にノート貸す?

ほとんどは自分が読み返すくらいでしょう

 

速く書くことのメリットと

比べあわせてみてほしいのです

時間が足りなくて

思った点数が取れなかった悔しさ

 

板書が授業終了に間に合わない生徒さん

だいたい集中できていません

話を聞いて自分のことにする 

耳がありません

頭の回転は置いてきぼり

そして

だいたい面倒くさがり

手が動かない

または

丁寧さ

字の美しさに

こだわりすぎて

本末転倒

 

書くスピードが遅いから

学習に対するハードルもあがる

 

先日観た

韓国のバラエティ番組で

頭がいいと言われる芸能人が

難問奇問を解く

という課題のなかで

当たり前のように大きなメモ用紙が

用意されていました

大きなホワイトボード的な平面に

やにわに計算を書き付けていく

名探偵博士もいましたね

 

書く、ことで考えが整理され

それを見ることで解決の糸口

結論まで

導きだされることは多いのでは

 

まずは書く量を増やす

書きやすい筆記具を選ぶ

常に速さを意識する

タイマーを使って時間をはかり

平均的なかかる時間がわかったら

それより少し短く設定して

タイムトライアル

筆圧も加減して

そんなに力入れなくても書ける

濃いめの鉛筆またはシャー芯

 

なんでもかんでも

書いてみてほしいのです

 

きっと速くなるから

ついでに

頭まで回転が速くなるなら

願ったりかなったり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母ちゃん365日☆

仕事をしていると

週休は2日欲しい

とか

できれば土日で

無理でも2日連続で

とか

労基署に引っかからない範囲

とか

扶養の範囲内

とか

残業何時間まで

とか

いろいろ気にしてしまいます

 

男性に多いのでしょうか

オンとオフの区別

とか

家にいる時くらいのんびりさせて

とか

給料外の仕事しない

とか

 

母ちゃんの仕事って

平日も休日も

待ったなしで

お弁当?急に言うな

買い物行けてない

体操服の洗濯?間に合うわけねぇ

水筒学校に忘れた?

2本目買ってあるわ

宿題わからへん?

知るか自分で考えて

PTA役員?まじか

的な

共働きならなおさら

 

突発的で

危機的状況でも

なんとかしなければ

なんともならないなら

それはそれで

次から次へと

でも休みとか無いよね〜

的な

 

完全な休みなんて無い

土日も部活?習い事?塾のテスト?

たまにはなーんにもしなくていい

そんな休みは

ほぼ無いわりに

原則無給☆

 

有給?

福利厚生?

基本的人権

はあ?

 

それでも

なんとか回し続ける

分刻みのスケジュール

塾にお弁当届けて

下の子習い事に送って

あ、提出プリント今日までやった!

 

お母さん達本当に

頑張って頑張って

それなのに

 

塾の宿題、見てやれてないんです

 

いいんです

塾の宿題見れなくたって

 

音読させるのがつらいんです

 

いいんです

音読なんかできなくたって

 

子ども達にとっては

お母さんは

自分をみてにこにこしていて

元気でいて

それだけでいいんです

 

だから

あまり思いつめないで

 

あと5年もしたら

ガラッと状況変わるから

だって子どもは育つ

大人はあんまり育たないけど

 

母ちゃんでいるだけで

ありがたいから