もとはといえば

あるクラスを受け持つことになった際に

教室責任者のかたに

先立って

言われたことがあります。

1人の生徒さんのことを

難しい保護者さんですから

気に留めておいてください、と

 

生徒さん自身は

特に問題のない

いたって真面目な男の子です

が、お母様は少し、難しい

 

難しい、にはいろいろ意味がありそうだ

と思いながら

心あたりがあります。

 

もとはといえば

私自身もおそらく

難しいお母様、と

言われていただろうから

こだわりや思いや余計な知識や

あふれんばかりの愛情や

そういった何もかもが

難しい

塾や先生や環境や空調にまでも

重い思いがありすぎて

 

今にしてみれば

笑ってしまうようなこだわりで

まわりの方には本当に

申し訳なかった、のですが

 

わかります

たぶん同類ですから

難しいお母様、の難しさ

もどかしさも不安も憤りも

 

気をつけてくださいと

言われながらもお話してみたら

むしろ同類ならではの親近感

難しい、を、少しくせ強い、ぐらいに

理解してもらえるように

翻訳して橋渡し

 

とげとげしくなるしかなかったから

やりきれなくて

わかってももらえなくて

誰も助けてくれない

夫ですら

敵ではないが味方でもない

だから苦しかった

 

先生と話せてよかったです

そんなふうに

肩の荷を少し下ろしていただけて

年度替わりクラスをはずれる時に

また先生にご相談してもいいですか?

なんて

言っていただくのですが

実際は担任を差し置いて

承ることは難しいですよね

 

もとはといえば

そんな時に思い出していただいて

立ち寄ってもらえたら、と

そう思って

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