終わってないからさ

授業があれば

たいていは次回にテストがあります

内容を覚えているか

復習に時間を費やしたか

 

そのテストを集める時に

どの学年どこのクラスでも

一人か二人

あー、もう終わった〜!

とぼやきます

 

終わった、は

テスト時間が終了した、ではなく

おそらく点数が悪いので

(人生?)終わった、です

つまり

全然できなかった、と同義です

 

私はこの終わった〜、が

あまり好きではなく

そんなくらいで終わらへん!

と声をかけます

 

なんで点数悪いくらいで終わるんよ、と

聞いたこともあります

すると

お母さんが激怒する、とのこと

 

大人にしてみれば

笑ってしまうような終わり具合ですが

子どもたちにしてみれば

お母さん=世界の全部、かもしれません

 

悪い点数には怒りたくなりますが

怒っても点数は上がりません

次から隠すようになるだけ

下手をするとカンニングなど

悪い方向に進んでいくことが多いです

 

サボる、怠ける、の結果が

悪い点数なのだから

 

なんとなく観ていた韓国時代劇で

主人公が嵌められて

ボコボコに殴られ、斬られ

血をだくだく流しながら

大丈夫だ!俺はここからが強い

と叫びました

 

終わって、ない

 

諦めたらそこで試合終了ですよ

の名言がひかるバスケ漫画でも

終わった、と思いたくなるところで

終わらない

 

簡単に終わった、と

つぶやかないでほしいのです

テストくらいで

志望校を決める模試でも

たとえ入試でも

 

どん底でここからが強い、と

言えるメンタルを

 

終わってないからさ